3月は年度末の決算や異動の準備、新生活に向けての準備などが重なり、1年の中でも特に多忙を極める時期です。
「少し体調が悪いけれど、病院へ行く時間がない…」と、つい受診を後回しにしていませんか?
この時期、私たちの体は想像以上にストレスにさらされています。
- 花粉症のピーク:鼻詰まりによる睡眠不足と集中力の低下。
- 寒暖差(三寒四温):自律神経の乱れによる倦怠感、頭痛、肩こり。
- 感染症の残火:疲れが溜まった隙を狙う風邪やウイルス。
「まだ大丈夫」と放置すると、大事な時期にダウンしてしまい、結果的に大きなパフォーマンス低下を招きます。
悪くなる前に手を打つ。それが健康管理の鉄則です。
スマホやパソコンで診察が受けられる「オンライン診療」を活用し、「タイパ(タイムパフォーマンス)受診」を取り入れましょう。
会議の間や移動中などにスマホで受診。通院時間も待合室での待機も「ゼロ」になります。
花粉症や定期処方のお薬が切れそうな時、再診なら5分程度のビデオ通話で処方が可能です。
薬局の配送サービスを利用すれば、自宅やオフィスへ薬が届きます。(※薬局により対応状況が異なります)
最近では、Web予約システムを導入しているクリニックが増えています。
対面での診察が必要な場合も、事前に予約をしておくことで、院内での滞在時間を最小限に抑え、スマートに通院を終えることができます。
また、薬局専用アプリなどで処方箋を事前に送付しておけば、調剤完了の通知が届いてから取りに行くだけ。薬局での待ち時間もカットできます。(※薬局により対応状況が異なります。)
現代の医療において、タイパを高める方法は一つではありません。
オンライン診療、Web予約、薬の配送。これらを状況に合わせて使い分けて、ストレスのない健康管理を実践してください。
最後に、究極の「健康タイパ」は「健康的な生活を送り、体調を崩さないこと」です。
十分な睡眠、栄養バランスの良い食事、そして適度な休息。ツールを賢く使って浮いた時間を、ぜひご自身の体を労わるために使ってください。
「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉は、2022年ごろから注目され、同年の三省堂「今年の新語2022」で大賞に選ばれたことで一般的に浸透しました。Z世代(1990年代後半~2010年代序盤生まれ)を中心に、動画の「倍速視聴」や本の要約サイトの利用など、時間対効果を重視する価値観です。
私はこの言葉を聞いたとき、ミヒャエル・エンデの『モモ』という本を思い出しました。「時間泥棒」が人々に「時間を節約して貯蓄すれば、将来豊かな生活が送れる」とそそのかして時間を搾取し、その結果、人々の心の豊かさが失われていく物語です。
やることも情報量も多い現代、「タイパ」は不可欠な考え方だと思います。ただし、単に時間を削るだけでなく、「そこで生まれた時間を、いかに自分のQOL(生活の質)向上のために再投資するか」。そんな視点を忘れないようにしたいと思います。
トップページへ戻る

