診療時間

土 日

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高尿酸血症外来

高尿酸血症とは

高尿酸血症は、体内でプリン体が分解される際に生成される尿酸が過剰に産生されたり、尿中への排泄が低下することで血中濃度が異常に高まる状態(7mg/dl以上)を指します。この状態は、自覚症状がないことが多く、健康診断などで偶然発見されることが一般的です。

高尿酸血症そのものの自覚症状は特になく、発覚するのも健康診断等で偶然指摘されるケースが多い一方で、早い段階で数値の異常を発見できても再検査や治療に進まないことが多いのが現状です。

症状と合併症

放置された高尿酸血症は痛風発作、尿路結石へとつながります。体に尿酸が溜まって結晶化し激しい痛みを伴う痛風や、その結晶化が腎臓から膀胱で起こり血尿や激しい痛みを引き起こす尿路結石は再発することがある疾患です。
また、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満などの生活習慣病と高率に合併することで虚血性心疾患や脳血管障害につながることがあります。

予防として

高尿酸血症の予防としては、食事量の調整、プリン体の摂取抑制、適量の飲酒、有酸素運動などが有効です。治療には、食事療法や運動療法の非薬物治療と、医師の判断による薬物治療があります。薬物治療には、尿酸産生抑制薬、尿酸排泄促進薬、尿アルカリ化薬、尿酸再吸収阻害薬などが用いられます。

当院では食事療法や運動療法といった非薬物治療のほか、医師の判断によって必要とした場合の薬物治療を行っています。

対象者

尿酸の血中濃度(尿酸値)が高い方、または気になる方

※当院では検査は行っておりません

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治療方法

主に生活習慣の指導、薬物療法の2つの方法で治療を進めます。

1.非薬物治療(①食事療法、②運動療法)

2.薬物治療

薬物治療に関して、高尿酸血症には以下の薬が有効とされています。

内服薬

お薬の名前お薬の説明
尿酸産生抑制薬体内でプリン体から尿酸を生成する酵素を阻害し、尿酸生成を抑えて高尿酸血症を改善したり、痛風発作などを予防するお薬
尿酸排泄促進薬尿細管での尿酸の再吸収を抑え、尿酸の尿への排泄を促進し高尿酸血症を改善するお薬
尿アルカリ化薬酸性に傾いている尿や体液をアルカリ性にし、高尿酸血症における酸性尿や尿路結石などを改善するお薬です
尿酸再吸収阻害薬腎臓での尿酸の再吸収を阻害する作用により、尿酸の排泄を促し尿酸値を下げることで高尿酸血症などの病態を改善するお薬です
※処方は診察をしたうえで医師の判断で行います。症状によっては処方できない場合がございますので、予めご了承ください

治療頻度

月に1回程度

料金の目安

当院でのお支払い

初診:約1,000円
再診:約500円

薬局でのお支払い

※システム利用料はありません。
※当院でのお支払いの他に薬局でのお支払いがあります。

当院でのお支払いについて

保険診療として3割負担の場合の料金の場合、
初診1000円前後 再診500円前後

薬局でのお支払いについて

処方されるお薬や日数によってお値段は異なります。
詳しくはご登録いただいた薬局にご確認ください。

※初診の場合にお薬手帳や健康診断結果などの基礎情報がわかるもののご登録がない場合や、その内容によっては処方日数に制限がかかる場合がございます。

よくある質問

Qプリン体とは何ですか?どんな食品に含まれていますか?
穀物、肉、魚、野菜など食物全般に含まれる成分で、細胞の核に存在する核酸の主成分であるアデニンやグアニンなどとして存在し、主に旨みの成分にあたります。プリン体を多く含む食品は、レバー類、白子、一部の魚介類エビ、イワシ、カツオがあげられます。他にもビール等の酒類にも含まれています。
Q薬は必ず処方されて飲まなければならないのですか?
当院では非薬物治療と薬物治療を行っており、お薬は医師の判断によって処方されます。処方されないケースもありますが、処方された場合は医師の指示に従って服用してください。
Q尿酸が高くても、痛風にならなければ大丈夫ですか?
尿酸値が高くても、痛風発作には至らない方もいます。しかし、尿酸値が高い状態が長く続くと腎臓に負担がかかり腎臓の働きを弱めてしまったり、尿管結石を起こして痛風以上の痛みで救急車に運ばれることになってしまう場合があります。そうならない為にも、まずは受診して医師に相談していただくことをお勧めします。
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